以前の記事で、
「密度がよく分からない」と言っていた
小学4年生の生徒さんについてご紹介しました。

授業では、いきなり公式を覚えるのではなく、

鉄と発泡スチロールの積み木を使って、
「同じ大きさなのに、なぜ重さが違うの?」

というところから考えました。

そして、

「ぎゅっと詰まっている」
「まばらになっている」

という感覚をつかみ、

さらに「人口密度」の話へ。

北海道の草原と東京駅を例に、
「同じ広さの中に、どれくらい詰まっているか」という考え方をつなげました。

すると――

それまで少し困った表情をしていた生徒さんが、

「めっちゃ分かった。すっきり。」

と一言。

その日の授業を終えました。

その後、嬉しい報告が届きました

先日、その「密度」の復習テストがありました。

結果は――

97点!

とても嬉しい結果です。

でも、私が一番嬉しかったのは、
97点という数字だけではありません。

密度についての問題は、満点だったそうです。

残りの3点は、ケアレスミス。

つまり、

「密度が分からない」

と言っていたところが、

きちんと理解できていた。

そのことが、今回のテストではっきり確認できました。

「分かった」は、点数だけでは測れない

もちろん、テストの点数は大切です。

けれど、ポラリスで大切にしているのは、
点数だけではありません。

「分からない」

という状態から、

「どういうことだろう?」

と考える。

そして、

「そういうことか!」

と意味がつながる。

さらに、

「分かった!」

という自分自身の実感を持つ。

今回の97点は、
その学びの先にあった結果だと思っています。

公式を覚えたから解けたのではなく

密度の公式を覚えて、
その公式に数字を当てはめて終わり。

それだけなら、
問題の形が少し変わった時に迷ってしまうことがあります。

今回の授業では、

「密度とは何なのか」

を、自分の中でイメージするところから始めました。

だからこそ、

「同じ体積なら、ぎゅっと詰まっている方が重い」

という感覚が、公式と結びつきます。

知識が単独で存在するのではなく、
意味を持った知識としてつながっていく。

私は、ここがとても大切だと考えています。

「分からない」は、成長の入口

子どもが、

「分からない。」

と言った時、

「覚えてしまえばいいよ。」

と答えることもできます。

でも、

「何が分からないんだろう?」

「どこからなら分かりそう?」

と一緒に考えてみる。

すると、

「分からない」には、必ず「分かる入口」があります。

今回の密度も、
その入口を一緒に探しただけです。

そして、本人が自分の力で、

「めっちゃ分かった。すっきり。」

というところまでたどり着きました。

その後の復習テストで97点。

この結果を聞いた時、
私はとても嬉しくなりました。

「できた!」の積み重ねが、自信になる

これまでにも、この生徒さんは、

「難しい」
「分からない」

という経験を何度もしています。

けれど、そのたびに、

分からない → 考える → 分かる → できる

という経験を積み重ねてきました。

そして今では、
難しい問題に出会っても、

「分からないから嫌」

ではなく、

「考えてみよう」

と思えるようになっています。

今回の密度の学習も、
その一つの積み重ねです。

97点の先にあるもの

今回の97点は、
「密度で高得点が取れた」というだけの出来事ではありません。

「分からなかったことも、自分が分かるところまで持っていける。」

そんな経験になったことが、何より大切だと思っています。

これから先、
中学、高校、そしてその先へ進めば、
「初めて出会う」「分からない」ということは、
もっともっと増えていきます。

その時に、

「分からないからできない」

ではなく、

「まだ分からないだけ。どうしたら分かるかな?」

と考えられる人になってほしい。

ポラリスで育てたいのは、
そんな学び方です。

「分からない」を「分かった」に変える経験を

中学受験の学習では、
覚えることも、解く問題も、どんどん増えていきます。

だからこそ、

「分からないまま先へ進まないこと」

そして、

「自分で考えて理解する時間を持つこと」

が大切です。

進学塾で学ぶ知識を土台にしながら、
ポラリスでは一人ひとりの「分からない」に立ち止まり、
その子自身が「分かった」と感じられるところまで一緒に考えます。

「公式は覚えたけれど、問題になると解けない。」

「進学塾の授業についていくのに精一杯。」

「もっとじっくり考える力を身につけてほしい。」

そんなお悩みをお持ちでしたら、
まずはお気軽にご相談ください。

▶ 小4生の成長シリーズ一覧はこちら

【小4生の成長シリーズ①】「進学塾と併用できますか?」そのご相談から始まりました。

【小4生の成長シリーズ②】「分からない」が「分かりやすい」に変わるまで

【小4生の成長シリーズ③】「算数は楽しい。」その一言が何より嬉しかった日

【小4生の成長シリーズ④】「分かる」が増えると、子どもはこんなにも変わる。

【小4生の成長シリーズ⑤】「難しい」の意味が変わった日

【小4生の成長シリーズ⑥】「先生、日曜日のテストが楽しみ。」

【小4生の成長シリーズ⑦】「爽快な疲れだった。」公開学力テストを終えて

【小4生の成長シリーズ⑧】「考えるのが楽しい」その言葉が、何より嬉しかった日

【小4生の成長シリーズ⑨】クラスが上がった日より、「楽しかった」の一言が嬉しかった日

【小4生の成長シリーズ⑩】「先生、見つけた!」――教わるのではなく、自分で見つけた日

【小4生の成長シリーズ⑪】良い時もあれば、悪い時もある

【小4成長シリーズ⑫】【分からない】が「めっちゃ分かった。すっきり。」に変わった日

進学塾に通いながら、もう少しじっくり考える時間をつくりたい方も、
「分からない」が増えてきたけれど、どう学習すればよいか迷っている方も、
まずは一度、お子さまの今の様子をお聞かせください。

体験授業の前のご相談も承っております。

小さなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。

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