― 理科「密度」を、積み木と人口密度から考える ―

今日は、本人から、

「理科の密度をやりたい。」

という希望がありました。

ところが、授業に来た時の表情は、少し困り顔。

「密度がよく分からない。」

そこで今日は、公式を使って計算することから始めませんでした。

まずは、鉄と発泡スチロール

立方体の積み木を使います。

同じ大きさの立方体。

一つは鉄。
もう一つは発泡スチロール。

実際に持たなくても、

「どっちが重い?」

と聞けば、すぐに分かります。

もちろん、鉄です。

では、

同じ大きさなのに、なぜ鉄の方が重いのでしょう?

ここから考えていきました。

「重い=ぎゅっと詰まっている」

同じ大きさなのに重さが違う。

ということは、

重い鉄は、その大きさの中にたくさんの物質が入っている。

ぎゅっと詰まっている。

一方、発泡スチロールは、

まばらで、少ししか入っていない。

そんなイメージです。

すると、「密度」という言葉が少し身近になってきます。

そこから「人口密度」へ

ここで、理科の「密度」から少し離れて、

人口密度を考えてみました。

例えば、北海道の広い草原。

「この同じ広さの中に、人は何人いるかな?」

一人くらい?

もしかすると、誰もいないかもしれません。

では、東京駅の周辺なら?

同じくらいの広さに、人はどれくらいいるでしょう。

もちろん、数えられないくらいたくさん。

北海道の草原と東京駅。

同じ広さの中にいる「人の数」が全く違います。

つまり、

人がぎゅっと集まっている。

あるいは、

まばらにいる。

これが「人口密度」の感覚です。

そして、

「これって、さっきの鉄と発泡スチロールと同じ考え方だね。」

と、理科の「密度」に戻ります。

「あ、そういうことか!」

ここまでつながると、それまで「全く分からない」と感じていたものが、急に見えてきます。

そして、その後の問題は――

すらすら。

さっきまで困った表情をしていたのが嘘のように、問題を解いていきました。

そして、授業が終わってお母様のお迎えを待つ時。

お母様に向かって、

「めっちゃ分かった。すっきり。」

と一言。

その表情は、本当にすっきりしていました。

「公式を覚える」前に、「意味が分かる」

理科では、密度の公式を覚える必要があります。

でも、公式を覚えただけでは、

「なぜこの計算をするの?」

というところが分からないことがあります。

ポラリスでは、できるだけその前に、

「そもそも、これは何を表しているの?」

を考えます。

鉄と発泡スチロール。

北海道と東京駅。

一見、全く違う話に見えます。

でも、

「同じ大きさの中に、どれくらい詰まっているか」

という考え方でつながっています。

こうやって、一つの知識を別の身近なものとつなげていくと、抽象的だった言葉が具体的なイメージに変わります。

「分からない」は、分かるための入り口

今日、最初は少し困った顔をしていた生徒さん。

それが最後には、

「めっちゃ分かった。すっきり。」

という言葉になりました。

私は、この変化がとても大切だと思っています。

「分からない」ことは、悪いことではありません。

むしろ、

「分からないから、どうしたら分かるんだろう?」

と考えることが、学びの始まりです。

そして、分からなかったものが、自分の中でつながった瞬間。

その時の

「分かった!」

という感覚は、次の学びへの大きな力になります。

ポラリスでは、答えや公式をただ覚えるだけではなく、

「なぜ?」
「どういうこと?」
「自分の知っていることと、どうつながる?」

を大切にしています。

今日も一つ、

「分からない」が「めっちゃ分かった」に変わりました。

こうした小さな「分かった!」を一つずつ積み重ねていくことが、確かな学力につながっていくのだと思います。

「分からない」を、そのままにしないために

「公式は覚えたけれど、問題になると分からない。」

「そもそも、何をしているのか分からない。」

そんなとき、必要なのは、もう一度公式を覚えることだけではないかもしれません。

その子が「分かる」ところまで戻り、
身近なこととつなげ、
自分の頭で考えてみる。

すると、ある瞬間に、

「あ、そういうことか!」

と、つながることがあります。

今回の朋禾さんの

「めっちゃ分かった。すっきり。」

という一言も、そんな瞬間だったのだと思います。

ポラリスでは、答えや公式を覚えるだけではなく、
「なぜ?」「どうして?」を大切にしながら、一人ひとりの理解に合わせて学習しています。

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【小4生の成長シリーズ①】「進学塾と併用できますか?」そのご相談から始まりました。

【小4生の成長シリーズ②】「分からない」が「分かりやすい」に変わるまで

【小4生の成長シリーズ③】「算数は楽しい。」その一言が何より嬉しかった日

【小4生の成長シリーズ④】「分かる」が増えると、子どもはこんなにも変わる。

【小4生の成長シリーズ⑤】「難しい」の意味が変わった日

【小4生の成長シリーズ⑥】「先生、日曜日のテストが楽しみ。」

【小4生の成長シリーズ⑦】「爽快な疲れだった。」公開学力テストを終えて

【小4生の成長シリーズ⑧】「考えるのが楽しい」その言葉が、何より嬉しかった日

【小4生の成長シリーズ⑨】クラスが上がった日より、「楽しかった」の一言が嬉しかった日

【小4生の成長シリーズ⑩】「先生、見つけた!」――教わるのではなく、自分で見つけた日

【小4生の成長シリーズ⑪】良い時もあれば、悪い時もある

進学塾に通いながら、もう少しじっくり考える時間をつくりたい方も、
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