「書けない」のではなく、まだ言葉になっていなかっただけかもしれません

夏休みも中盤に入り、ポラリスの生徒さんの多くは、数学の夏休み課題をほぼ終えています。

そして今、次に多く聞くのが、

「読書感想文が書けない」

という声です。

「何を書いたらいいのか分からない。」

「5枚なんて書けない。」

先日、ポラリスの中学1年生の憧さんからも、読書感想文が書けず、親子で困っているという話を聞きました。

そこで、その日の授業では数学ではなく、読書感想文について一緒に考えることにしました。

まずは、本について話してみました

読んでいたのは、「きょうだい児」について書かれた兄弟の物語でした。

本の内容について話を聞きながら、

「どこが気になった?」

「登場人物についてどう思った?」

「自分だったらどうする?」

など、一つずつ話していきました。

また、自分自身の経験についても話してみました。

小学6年生だった昨年、周りの友達が遊びに行く話をしていると、

「受験があるから誘わない方がいいかな。」

と、友達が気を遣ってくれていたこと。

そして今年は、同じ場所に遊びに行ったときに感じたこと。

昨年と今年では、同じ出来事でも、自分の立場や気持ちが違います。

その違いを話していくと、少しずつ言葉が出てきました。

実際に話したことをそのまま文章にしてみると、それだけで原稿用紙1枚分になりました。

「このように、自分が思ったこと、感じたことを書いていけばいいんだよ。読書感想文に正解はないから。」

そう伝えました。

そして、話した内容を箇条書きにして渡しました。

あとは、自分で文章にしてみる。

そこから先は、本人自身の仕事です。

次の授業で、5枚の作文を読ませてくれました

して次の授業の日。

憧さんは、完成した読書感想文を持ってきてくれました。

原稿用紙5枚。

しかも、前回一緒に話したこと以上のことが、たくさん書かれていました。

私が特に感激したのは、本の表紙について書かれていたことです。

表紙では主人公の髪が長く描かれているのに、裏表紙では短くなっている。

その違いに気づき、

「なぜ髪型が変わっているのだろう?」

と考え、物語を読むことで、美容師を志している発達障害のお姉さんが髪をカットしてあげたことが分かった、と書いていました。

本に書かれていることを読むだけではなく、自分で気づき、考えたことを書いていたのです。

さらに、昨年の自分の体験も書いていました。

「受験があるから誘えない」と友達に気を遣わせていたこと。

その時には気づかなかったことを、今になって振り返り、自分の経験として自分の言葉で書いていました。

構成も内容も、初めて書いた読書感想文とは思えないものでした。

直したのは、言葉遣いと送り仮名の2か所だけでした。

私は、とても嬉しくなりました。

読書感想文は「書く」前に「話す」

今回の経験から、改めて感じたことがあります。

読書感想文が書けない子の中には、

「何も感じていない」のではなく、感じたことを言葉にする方法が分からない子がいる。

ということです。

「感想を書きなさい」と言われても、すぐに文章が出てくるわけではありません。

でも、話してみると、

「ここが気になった。」

「自分だったらこうする。」

「この場面は嫌だった。」

「自分にも似た経験がある。」

「去年と今では、こんなところが違う。」

と、いろいろなことが出てきます。

そして、その一つ一つが、作文を書く材料になります。

今回の生徒さんも、最初は「5枚なんて書けない」と言っていました。

でも、話して、考えて、自分の中にあるものを言葉にしていくことで、最後は5枚の読書感想文を自分の力で書き上げました。

私は、この経験を一人の生徒さんだけで終わらせたくないと思いました。

想いを言葉にする作文講座

そこで、夏休み限定で、

「想いを言葉にする作文講座」

を始めます。

読書感想文や人権作文など、

「書きたいことはあるけれど、うまく文章にできない」

「何を書けばいいのか分からない」

という生徒さんを対象とした、1回完結の講座です。

1回完結・55分 5,000円

対象:小学1年生~高校3年生

授業では、作文を代わりに書くことはしません。

話をしながら、

・感じたこと
・考えたこと
・気になったこと
・自分の経験
・そこから考えたこと

などを一緒に整理します。

そして、話した内容を箇条書きにしてお渡しします。

その箇条書きをもとに、自分で文章を書いてください。

「書いてもらう」のではなく、

自分の中にある想いを見つけ、自分の言葉で書く。

そのためのお手伝いをします。

受講前にご準備ください

読書感想文など

課題の本を決め、読んでおいてください。

人権作文

何について書くか、テーマを決めておいてください。

共通

学校から指定されている字数・原稿用紙の枚数が分かるものをご持参ください。

上記以外の作文については、お問い合わせください。

「書けない」を、一緒にほどいてみませんか?

作文は、きれいな言葉を並べればよいものではありません。

その子が何を感じたのか。

何に気づいたのか。

何を考えたのか。

どんな経験をしたのか。

そこに、その子にしか書けない文章があります。

「書けない」のではなく、まだ言葉になっていないだけかもしれません。

話すことで、自分の中にある想いを見つける。

そして、自分の言葉で文章にする。

それが、ポラリスの「想いを言葉にする作文講座」です。

読書感想文、人権作文などでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

お問い合わせ・お申し込みは、LINEまたは下のお問い合わせフォームからお願いいたします。

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