4月3日は、小中高校より少し早く、
神戸高専の入学式でした。
入学式を終えたばかりのポラリス生に、
「どうだった?」
と聞いてみると、
返ってきたのは、
「厳しそう…」
という、たった一言でした。
話を聞いていくと、
その言葉の意味が少しずつ見えてきました。
1クラスは44名。
そのうち女子は2名だったそうです。
もともとの定員は40名のはず。
「どうして44名なんだろう?」
と思ったそうですが、
実は――
2年生に進級できず、留年した人が4名いた
ということを知ったそうです。
約1割。
決して小さくない人数です。
もしかすると、
留年だけでなく、
授業についていけず退学した人もいるかもしれない。
その現実を目の当たりにして、
「進級するのは当たり前ではない」
「思っている以上に頑張らないといけない」
そんな危機感を、
入学初日からしっかり感じ取ったようでした。
担任の先生からも、
「自分が今思っている以上に勉強しなければならない」
とはっきり言われたそうです。
少し脅しのようにも聞こえる言葉ですが、
私は、これくらいでちょうど良いと思っています。
実はこの生徒、
合格が決まったあとすぐに、
高専の教科書を使って学習をスタートしていました。
すでに、
前期内容の基礎的な部分は終えています。
だから私は、
「今のまま進めていけば大丈夫」
と伝えました。
それでも、
先生の言葉はしっかりと胸に刻まれている様子。
でも――
そのくらいの緊張感がある方が、
きっと良いスタートになります。
高専は、
進級が当たり前ではない場所。
けれど同時に、
本気で学びたい人には、
大きく成長できる場所でもあります。
この「厳しそう」という一言の中には、
少しの不安と、
そしてこれから本気で頑張ろうとする
小さな覚悟が込められているように感じました。
これからの5年間。
どんな成長を見せてくれるのか、
とても楽しみです。
さて、最初の授業はどうだったのか。
次回、ポラリス生のリアル⑨でお伝えします。