白陵算数

【白陵算数対策②】面積比は“相似”につながる

白陵中学校・高等学校の算数は、
単なるテクニックでは対応できません。

入学後、中学1年の段階で
幾何ではチェバの定理やメネラウスの定理などの
高校内容に入ります。

「なんとなく分かった」では通用しません。

今回は、その土台となる問題です。

【問題】

台形ABCDにおいて、AB ∥ CD とする。
対角線 AC、BD を引き、交点を E とする。

△AED の面積が 40㎠、
△CEB の面積が 90㎠ のとき、
台形ABCDの面積を求めなさい。

最初にすること

40 と 90 を見て、
すぐに足し算を始めてはいけません。

まず比にする。

40:90 = 4:9

なぜ比にするのか。

面積が2つ与えられているとき、
この問題は「比」を使わせたい可能性が高いからです。

では、この 4:9 は何の比か。

同じ図の中の2つの三角形。
面積比が出てきたときに疑うべきは――相似です。

なぜ相似と分かるか

△AED と △CEB は

・対頂角が等しい
・平行線による同位角が等しい

よって相似。

ここを説明できることが重要です。

なぜ平方になるのか

相似な図形では、

長さが 2:3 であれば、
面積は 2²:3² になります。

この部分は公式として覚えるのではなく、
必ず仕組みから確認します。

面積は「縦×横」。

長さが 2 倍になるということは、
縦も横もそれぞれ 2 倍になるということです。

その結果、
2 × 2 = 4。

つまり、面積は 2 倍ではなく 2² 倍になります。

この構造を理解せずに
「面積比は平方」とだけ覚えても、
応用問題では通用しません。

4:9 = 2²:3²

したがって、相似比は 2:3 となります。

相似比を面積にどうつなげるか

相似比が分かると、
辺の長さの比が分かります。

そして、
高さが等しい三角形では、
面積比は底辺の比と一致します。

つまり、

相似比 → 長さの比
長さの比 → 面積比

この変換を往復できるかどうか。

白陵算数では、
この思考の切り替えが自然にできることが前提になります。

ポラリスでは、
この「なぜ変換できるのか」という部分を丁寧に言語化し、
理解したうえで使える状態にしていきます。

計算

DE:EB=2:3

△AED:△AEB=2:3

△AED=40㎠ なので

△AEB=60㎠

同様に

△DEC=60㎠

合計

40+60+90+60=250

答え

250㎠

ポラリスの指導

ポラリスでは、

なぜ平方になるのか。
なぜ相似比に直すのか。
相似比をどのように面積へつなげるのか。

こうした思考の過程を、必ず言語化します。

白陵中では、これらは当然理解している前提で授業が進みます。
途中で立ち止まって説明してくれるわけではありません。

だからこそ、

「解き方を知っている」状態ではなく、
「なぜそうなるかを説明できる」状態にしておくことが重要です。

相似を公式として覚えるのではなく、
構造として理解し、必要な場面で使えるようにする。

小学生のうちにこの土台を整えておくことが、
入学後の速い進度に対応できる力につながります。

ポラリスは、合格のためだけでなく、
合格後に困らない数学力を育てることを大切にしています。

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